コイベビ歌詞+α

!こちらは舞台『コインロッカー・ベイビーズ』のただのネタバレです!

6/20加筆修正




素人が聞き取ったものですので細かい間違いはあるかと思います。

ここ違うよ!というのがあれば教えていただけると嬉しいです。

台詞は曖昧な部分を原作の文章で補ったので正確でない箇所が沢山ありますが、個人的に楽しむ用ですのでご理解ください。


パンフレットに表記されている順番で全ての歌詞を載せています。同じ歌が複数回出てくることもありますが、場面毎の尺や歌詞の違いを楽しむ為です。











コインロッカー・ベイビーズハシ・キク・男・女・赤ん坊たち


見てくれ オレのこの腕(こうなるはずだった)
力持ち よく働くぜ(そうなるはずだった)
だけどおいら赤ん坊なのさ 捨てられたんだ
コインロッカーに捨てられたんだ
ママに パパに 未来に 神様に

見てよ アタシのこの脚(こうなるはずだった)
素敵でしょ 男イチコロ(そうなるはずだった)
だけどアタシ赤ん坊なのよ 捨てられちゃった
コインロッカーに捨てられちゃった
ママに パパに 未来に 神様に

神様なんていやしない
助けて 早く助けて 息が苦しい
柔らかな頬が ちっちゃな手が
暑さに 干からびる
干からびて 死んでゆく



音が消えた 鼓動が消えた
光が消えた 世界が消えた

世界が遠ざかる

固く閉ざされた 冷たい箱の中
音が遠ざかる 光が遠ざかる
鉄に囲まれた 四角い箱の中
命が消えていく 捨てられ死んでいく

すべてを奪ったのは神様
(ううん ううん)
ママ(ママ ママ…)





【運転手】運転手


どこだ どこに行くんだ
オレ本当に忘れちゃったよ
どこ行ったらいいかわかんねえよ

――あ、代官山です(アネモネ



目だよ その目だよ
運命を変える目なんだよ





【血濡れの運転手】運転手


さあ行こう 海へ行こう
明日の朝 あなたは目覚める
2人のため 海は輝き始めてる
君は裸のまま 虹のような瞳を閉じて





【心拍】シスター


キクとハシ まだ幼い2人

――遺伝性の精神病を除き、幼児や児童の神経症は親との関係、環境因子、この二つが問題になります。(精神科医

親…

――お電話を頂いてから興味をもってコインロッカーで発見された新生児について調べてみました、そのほとんどは死体遺棄となっています。つまり生き残ったのはこの2人だけなのです。(精神科医

可哀想な2人

――生後僅か数十時間で死に直面し当然覚えたであろう恐怖と、それに激しく抵抗して勝ったという記憶はこの2人の脳のどこかに残っているはずです。それはエネルギーです。この強大なエネルギーに方向性を与えるまで通常は何年もかかるでしょう。(精神科医

――有効と思われる治療法があります。患者を、もう一度母親の体内に戻すのです。まず、音を聞かせます。(精神科医

音?

――人間の心拍です。(精神科医





【心拍】ハシ・キク


音が聴こえた 何かが聴こえた
光が見えた 世界が見えた
見えたのは海 海 海





【メリーゴーランドの音楽】シスター


あれから13年
キクとハシから手紙が
2人ともいい人に貰われて





【心拍(カナエ)】ハシ


助けて 早く助けて
息が苦しい
柔らかな頬が ちっちゃな手が
暑さに干からびる 干からびて……

――やめろー!(キク)





【ホワイト・ノイズ】ハシ・キク


――キク、僕ね、狂ったわけじゃないんだよ。あるものを探してるんだ。憶えてるかい?子供のとき、2人で病院に行って映画を見ただろう?波や、グライダーや、熱帯魚の映画。あの時僕ら、催眠術をかけられてたんだよ。(ハシ)

あれね音なんだよ 音を聴いていたんだ
綺麗な音だよ 死にたくなるような
死んでもいいような

そうか 音だったな

音を聴いていたんだ 不思議な音だよ
海に沈むような 空に浮かぶような 
いつまでも続くような

――キクも聴きたい?(ハシ)
――いや。(キク)
――あの音、聴きたくないの?(ハシ)
――今は聴きたくない。(キク)

でもね音なんだよ
音を聴いていたんだ 確かに音だよ
もう1度聴けたら 死んでもいいような
あの音を探してる テレビで探してる
探してる





【和代】キク


憶えてるか あいつ時々
夜中に布団の上に座ってたろ
自分がどうやって死ぬのか考えてたら
怖くて眠れなくなったって
泣きながらオレ達を抱いただろう

あいつホテルのギシギシいうベッドで
血吐いて 顔中血に塗れて
死んだよ





【青い舌】ハシ


紫の霧の彼方から 貴方を誘うよ
僕が誘うよ
青い舌で舐めたい 貴方の全てを

※蕩けそうさ 弾けそうさ
柔らかい肌の窪みに のめり込みそうさ

※リピート

貴方に 貴方に





【東京は沈むんだから】アネモネ


閉じ込められている 生まれてからずっと
初めて毛皮のコートを買ったときも
イタリアの外交官とヤッたときも
公式行事の最中にあくびをしちゃったあのときも ずっと
それに気づいていないだけ

――もう一つわかってる。あたしは、キクが好き!(アネモネ

あたし キクが好き
痺れるほど本気
それから高いビルも好き
だって東京は沈むんだから 沈むんだから
東京が沈んだら 残る地上は
ビルだけになるんだから





【オシャレせなあかん】D

オシャレせえ
オシャレせなあかん
オシャレはな お前知っているか
脱がされるためにするんや
涎垂らして見とるもんに
お前のアッコをな お前のアッコをな
想像させるためにするんやで

オシャレせえ
オシャレせなあかん
オシャレはな お前知っているか
裸になるためするんや
隠すもんは何も無いと
お前の全てを お前の全てを
さらけ出すためにするんやで

オシャレせえ オシャレせえ
オシャレせなあかん





【ワニの国】アネモネ


あたし可愛いし 太ってないし
健康で お金持ちなの
人に嫌われたってちっとも堪えないし
あたしワニの国の使者
つまらないことなんか考えなくっていいって
ワニの神様に許されてるの


――ワニの国ってどこだ(キク)
――あたしの暗くて柔らかなベロの奥!(アネモネ
――どこだ、どこにいる!(キク)


あたし賢いし こだわらないし
大胆で 冒険好きかも
どこに連れてかれても 決してへこたれないし
あたしワニの国の使者
つまらない生き方を かなぐり捨てていいって
ワニの神様に許されてるの

そうよワニの国の使者
この街を食いちぎるため
ある男を あなたを
あたし助けるよう
ワニの神様に命じられてるの





【拳銃はどこだ】キク


――今夜、今夜8時!(アナウンサー)

拳銃はどこだ

――どうする気?(アネモネ
――自分を産んだ女に無理矢理会わせたらハシは死ぬ!(キク)
――どうして?(アネモネ
――どうして!?(キク)

オレとハシは捨てられたんだ
産んだ女から この世界から
「死ね」「いらない」 そう言われた
死ね 死ねだと お前らが死ね
いらない いらないだと
いらないのはお前らの方だ

――自分を捨てた女に会わせるだと!?(キク)

俺なら捨てた相手を殺す
ハシならきっと自分を殺す

拳銃はどこだ

――……言わない(アネモネ
――出せ(キク)
――嫌よ!(アネモネ
――どこだ、どこへやった!(キク)
――あたしとあのオカマどっちが大事?(アネモネ
――言わねえとぶっ殺すぞ!(キク)





〜〜2幕〜〜


【裁判】アナウンサー・シスター


――殺人の意思は、ありませんでした。(キク)

彼の名前は明かせません
彼は未成年なのですから
彼はTVで殺人を犯した初めての未成年なのですから

彼はハシの友達なのですから





【裁判】シスター


可哀想なキク

主よ感謝いたします





【殺してあげる】アネモネ


手術されたのあんた 手術されたの
頭蓋骨を開けられ メスを差し込まれ
何もかも忘れさせられたの
生きてるの あんた生きてるの

生きているなら抱いてあげる
死んでいても抱いてあげる
死んだように生きるなら
アタシあんたを殺してあげる

綺麗さっぱり消してあげる
素敵なまま消してあげる
思い出さえも残らない
アタシあんたを殺してあげる
アタシあんたを殺してあげる

アタシあんたを愛してるもの





【愛の荒野】ハシ


愛してるもの 愛してるから
遊びたいのさ 愛の荒野で Ah〜

【二ヴァ】二ヴァ


――ハシ(二ヴァ)

どうして舌を切ったりしたの

――歌い方を変えたかったんだ(ハシ)

危ない真似しないで
人の言うことなんか少しも聞く必要ないのよ

――コンサートだって成功してるじゃないか(ハシ)

自分を見失ってはダメよ

――わかってるさ。(ハシ)

あなたは有名だから色々求められる
もっとわかりやすく
もっと売れるように
お金になるように
何もかもすり減らし 最後に空っぽになるまで

――もう寝るよ。一人になりたい。(ハシ)
――ハシ、あなたお父さんになるのよ。(二ヴァ)

子供ができたの





【ホワイト・ノイズ】ハシ


あのね 音なんだよ
音を聴いていたんだ
綺麗な音だよ
死にたくなるような
死んでもいいような
あの音を探してる
TVで探してる

――アネモネ?(ハシ)

“ 優しいシャンプーなの。ウサちゃんのお・す・す・め!”

»ハシ、鞭でTVを壊す«

あの音を探してる





【隠された壁】キク


――あいつは狂ってる。誰があいつをあんなにした!(キク)

同じだ あいつも同じだ
閉じ込められている
変わらない 何も変わっていない
オレ達は今でも
コインロッカーで叫び続けている

進む 壁に当たる 壁をよじ登る
這い上がろうとする
すると見知らぬ奴が 壁のてっぺんで
オレ達を突き落とす

気がつけば壁だ 何もかもが壁だ
どこもかしこも壁だ
子犬もテレビもデパートも
騒ぎ立てる 音楽を

見えてない壁だ 果てしのない壁だ
どこもかしこも壁だ

ホテルのベッドも人混みも
見えないよう仕組まれた
全ては隠された壁だ

――ハシ、わかったぞ。心臓の音だ。オレ達が聞いていたのは心臓の音だ!……目に見えるあらゆるものを破壊し、元に戻すしかない。(キク)





【水滴】ハシ・歌声


僕の妹(まだ会ったことのない)
僕の羊(まだ触れたことのない)
僕の公園(まだ遊んだことのない)
盗まれた僕の目玉
(すべて遠くに隔てられて)

盗まれた僕の目玉





【この子は生きのこる】二ヴァ


――僕はなにを……!(ハシ)
――ハシ……(二ヴァ)

あなたの子供は死なないわ
ドブに流されても死なないわ
コインロッカーから生き返った男の子供よ
この子は生き残るわ 絶対死なないわよ
きっと大きくなって
蝿になったあなたを踏み潰すわ



【燃え尽きて 黒焦げに】D


もうアカン
焼ききれたんや

――二ヴァ、悲しんだらあかん。こいつはな、ハシはな、焼ききれたんや。もう黒焦げになっとんのや。(D)





【風】作家


――作家さん?(ハシ)

おいでアタシの赤ちゃん
おいで

――ママ?……生きてた、嘘を吐いた!(ハシ)

»ハシ、絶叫しながら作家の首を絞めるも暫くしたら手を離す«

――殺さない、もう殺さない。殺さなくても生きていける。僕は死なない。生きる!(ハシ)





【心拍】ハシ・キク・アネモネ


音が聴こえた 鼓動が聴こえた
光が見えた 世界が見えた
見えたのは 海 海 海

――聞こえるか?僕の、新しい歌だ。(ハシ)